充実した学校生活を送れるようタイの生徒たちを助ける
2012年12月から,タイのエホバの証人は,充実した学校生活を送れるよう生徒たちを助ける特別なキャンペーンを実施しました。20人の証人たちがバンコク市とその近郊にある学校を訪問しました。そして各学校の指導主事と面談し,教師や生徒たちが「充実した学校生活を送るには」という特集記事を載せた「目ざめよ!」誌2012年10月号を自由に受け取れるよう取り決めました。
この取り組みは成功し,キャンペーンは全国に拡大されることになりました。続く1年半にわたり,証人たちは830校を訪問します。多くの教師や生徒が同特集記事を読むことを希望したため,「目ざめよ!」誌2012年10月号を3度再印刷する必要が生じました。そのように大変好評だったため,当初の印刷部数である約3万冊をはるかに超える65万冊以上が配布されました。
学校の管理者や教師たちは「目ざめよ!」誌の内容が優れていることにすぐ気づきました。一人の教師はこう述べています。「この雑誌は,生徒が家族との絆を強め,良い目標を持つうえで役立つと思います」。「目ざめよ!」誌2012年10月号は,幾つかの学校で授業のカリキュラムの一部として,また別の学校で音読の教材として活用されました。ある学校では,生徒たちがこの号の記事をもとにレポートを書くことになり,最も優れたレポートには賞が授与されました。
一人の女子生徒は,この「目ざめよ!」誌に掲載されていた「若者の肥満 ― どう克服するか」という記事に対する感謝を寄せています。生徒によると,肥満は身近な問題になっていて,友人たちはそのことを話しづらく思っているとのことです。でも,こう述べています。「とても分かりやすかったです。すぐに試せるアドバイスを載せてくださり,ありがとうございます」。
この特集記事は保護者からも高く評価されています。ある母親は,自宅を訪ねて来たエホバの証人に雑誌への感謝を次のように言い表わしました。「うちの娘が学校生活を楽しむのに,あの雑誌に出ていたヒントは役に立っています」。
タイのエホバの証人のスポークスマンであるピッチャイ・ペトラヨーティンはこう述べています。「『目ざめよ!』誌が取り上げている聖書の知恵の言葉は,時代を超えてその価値が証明されており,現代人にとってまさに役立つものです。わたしたちエホバの証人は教育を重んじています。ですから,この号を多くの皆さんに無料で提供できたことをうれしく思います」。