キリスト教きょうの多おおくの宗しゅう派はは，神かみは三さん位み一いっ体たいであると教おしえています。しかし，「ブリタニカ国こく際さい大だい百ひゃっ科か事じ典てん」（ブリタニカ･ジャパン株かぶ式しき会がい社しゃ発はっ行こう）はこう述のべています。「三さん位み一いっ体たいという言こと葉ばも，この教きょう理りを明めい記きした個か所しょも新しん約やく聖せい書しょの中なかには出でてこない。……この教きょう理りは何なん世せい紀きにもわたり，多おおくの論ろん争そうを引ひき起おこしながら徐じょ々じょに形かたちづくられていった」。

 実じっ際さい，聖せい書しょの中なかで神かみが三さん位み一いっ体たいの一いち部ぶとされている箇か所しょはありません。以い下かの聖せい句くをご覧らんください。

 「わたしたちの神かみエホバはただひとりのエホバである」。―申しん命めい記き 6:4。

 「その名なをエホバというあなたが，ただあなただけが全ぜん地ちを治おさめる至し高こう者しゃである」。―詩し編へん 83:18。

 「彼かれらが，唯ゆい一いつまことの神かみであるあなたと，あなたがお遣つかわしになったイエス･キリストについての知ち識しきを取とり入いれること，これが永えい遠えんの命いのちを意い味みしています」。―ヨハネ 17:3。

 「神かみはただひとりなのです」。―ガラテア 3:20。

 キリスト教きょうの大たい半はんの宗しゅう派はが，神かみは三さん位み一いっ体たいであるとしているのはなぜでしょうか。